現代人の多くが悩まされている「慢性的な頭痛」。実はその原因が「首」にあることをご存じでしょうか？

肩こりや首こりと頭痛の関係は非常に深く、特にデスクワークやスマホの長時間使用が習慣になっている方に多く見られます。本記事では、首のコリが引き起こす頭痛のメカニズムと、整体でできる改善法についてわかりやすく解説します。

■ 首からくる頭痛とは？（緊張型頭痛の特徴）

首の筋肉が硬くなることで起こる頭痛は、「緊張型頭痛」と呼ばれます。

これは、首や肩の筋肉が過度に緊張し、頭部の血流が悪化したり、神経が圧迫されることで痛みを引き起こすものです。

主な特徴：

頭の両側がギューッと締め付けられるような痛み
肩こりや首こりを伴う
ズキズキではなく、重だるい感じ
夕方になるとひどくなりやすい

特に、長時間のパソコン作業やスマホ操作で、頭が前に出た「ストレートネック」の状態になっている方は要注意です。

■ なぜ首のコリが頭痛につながるのか？

首には頭と体をつなぐ重要な神経や血管が多数通っています。中でも後頭部のあたりには「後頭下筋群」と呼ばれる小さな筋肉があり、これが硬くなると頭痛の引き金になります。

以下のような流れで頭痛が引き起こされます：

1. 長時間同じ姿勢で首が前に出る（スマホ首）
2. 首や肩周りの筋肉が硬直する（首こり・肩こり）
3. 血流が悪化し、筋肉内に老廃物がたまる
4. 神経が圧迫されたり、脳への血流が減少する
5. 緊張型頭痛が発生する

特に、首の後ろの「後頭神経」や「大後頭神経」が圧迫されると、後頭部からこめかみにかけて痛みが広がることもあります。

■ 頭痛薬では根本的に治らない理由

頭痛が起きると、多くの人が市販の頭痛薬を飲みます。確かに一時的には楽になりますが、**根本的な原因である首の緊張が改善されない限り、またすぐに再発します。

また、薬に頼りすぎることで「薬物乱用頭痛」に陥るリスクもあります。

■ 整体でできる頭痛の根本改善

整体では、筋肉の緊張を和らげ、骨格のバランスを整えることで、頭痛の根本原因である首こりや姿勢のゆがみを改善することが可能です。

当院でのアプローチ例

後頭下筋群や首・肩周りの筋肉を丁寧に緩める
背骨・頸椎の歪みをチェックし、調整
姿勢指導やセルフケア（ストレッチ）を提案
深い呼吸ができるよう胸郭や肋骨まわりも調整

施術後は「頭がスッキリした」「目が開く感じがする」という声も多くいただきます。

■ 自宅でできる簡単セルフケア3選

1. 後頭部ほぐし

指の腹で耳の後ろ〜後頭部の筋肉を優しく押すようにマッサージします。左右30秒ずつ。

2. 首の前後ストレッチ

頭をゆっくり前後に倒し、首の後ろと前側をじんわり伸ばします。呼吸を止めずに10秒×3回。

3. 姿勢リセット体操

1時間に1回は立ち上がって、胸を張りながら背中を反らすポーズを5〜10秒。猫背防止に効果的です。

首こりを放置しないことが頭痛改善の第一歩

「頭が痛い＝脳の病気」ではなく、「首が原因」というケースは実は非常に多いです。特に、緊張型頭痛や後頭部の重だるさを感じている方は、首・肩の状態を一度チェックしてみることをおすすめします。
整体によるケアで筋肉をゆるめ、姿勢を改善すれば、頭痛に悩まない生活を取り戻すことができます。

慢性的な頭痛にお悩みの方、頭痛薬に頼らず体の根本から見直してみませんか？当院では、一人ひとりに合わせた施術で、あなたの不調をしっかりサポートいたします。

参照

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