中枢性と抹消性に分けられます。

中枢性は脳出血、脳梗塞、脳腫瘍など

末梢性はウィルス性が原因です。

顔面神経麻痺は朝起きたら顔が動かない、鏡を見たら顔が曲がっていたなど急に発症する事が多いのが特徴です。

抹消性で、最も多いのがベル麻痺で60％抹消性は片方のみに症状が出ます。ベル麻痺は単純ヘルペスウィルスが関与します。眼が閉じにくい、口の動きが悪くなる症状が多いです。

次にラムゼイハント症候群で20％ラムゼイハント症候群は水痘・帯状疱疹ウィルスが関与します。耳の痛みや顔が動かしにくい症状が多いです。

どちらも疲れやストレスで免疫が下がるとウィルスが暴れだし顔の神経を襲います。

早期の治療を行う事で8割の方が元の状態に戻ることが可能です。

眼が閉じにくい　水が口からこぼれる　口の動きが悪くなるなどの顔の症状がずっと治らない、最悪の場合、手術が必要なケースも

鍼灸治療では顔のツボを使用して治療していきます。

頬車（きょうしゃ）四白（しはく）翳風（えいふう）太陽（たいよう）陽白（ようはく）迎香（げいこう）地倉（ちそう）下関（げかん）を使用し、麻痺側の顔のツボに刺激していきます。

特に翳風は顔面神経の通り道があるので重要です。

発症直後から鍼灸施術が可能です。発症直後10日以内の治療が効果的です。

初期症状から発症1ヶ月

ペースとしては初回から3日は続けて治療。

4日目以降は2日おきで治療を2週間続ける。

発症1ヶ月から6ヶ月

週2回の治療を3ヶ月ほど継続的に続ける。

6カ月から１年

治療しないまま1年経過していた場合は後遺症になっているケースがあるので治療期間が長くなる。

早めの治療が大事だという事が重要です！